大きな谷を渡る”橋”、急峻な地形の多い日本の道路にとって、橋は重要な構造物です。この重要な構造物である”橋”は、日本社会と同様に高齢化を迎えようとしているものや、最新の技術により建設された新たなものが存在します。
このような状況の中、私たちは”橋”の安全を常に見守るために、保全管理技術を活かし、高速道路の重要な使命である安全・快適・定時性を確保するために点検や変状原因の推定、調査、改善提案等を行い道路の安全に貢献しています。
橋の状況を経年的に収集・データ化し、状態を診断します。その結果から、余寿命の推定や補修時期の優先順位を考えた補修計画等の立案を行っています。橋の点検は、各高速道路会社が定める点検基準や、国または各自治体が定める点検基準に従い行っています。
点検の結果を基に、詳細な調査が必要な橋について、さまざまな非破壊検査等を行って、橋の状態を診断しています。状態によって、それぞれの橋に必要な処置の方針や内容を検討しています。点検や調査の精度をより良いものとし、確実に診断をするために、点検・調査方法に関する新技術の開発等に取り組んでいます。