2026.05.26

ROAD CATが現場で示した“確かな手応え” 日常点検車による現場実証を実施しました。

高速道路の安全は日々の点検によって支えられています。
なかでも伸縮装置は重要な設備ですが、従来の点検は交通規制や現地作業を伴い、効率や安全性に課題がありました。
こうした課題に対し、当社では走行しながら状態を確認できる日常点検車「ROAD CAT」の開発を進めています。

走行しながら点検を行う「ROAD CAT」の仕組みや特長についてはこちらでご紹介しています。

開発技術を現場で検証する

本技術は、現在も一部の現場で先行的に活用している段階にあります。
今回、交通量が多く、とくに大型車の影響が大きいと考えられる実際の高速道路において、複数の伸縮装置を対象に、約8か月間にわたり毎月継続的な測定を実施しました。

定期的な走行とデータの収集・分析を行った結果、これまで把握が難しかった設備の変化を、数値として捉えることに成功しました。
継続的にデータを取得することで、わずかな変化も時系列で把握できることが確認され、実際の現場において有効に機能することが示されました。

ROAD CAT

き裂が見つかった鋼製フィンガージョイント

この技術により、

  • 点検結果のばらつきを抑え、誰でも一定の精度で確認できる
  • 現地での降車点検作業を減らし、点検員の安全性の向上につながる
  • スクリーニング技術を活用し、必要な箇所を見極めることで、効率的な詳細点検が可能になる

点検を「経験」から「データ」へと変えていくこの取り組みは、インフラ分野におけるDXの一つの形ともいえます

「走ること」が点検になる未来へ

今回の実証は、開発中の技術が現場において確かな価値を発揮できることを示した一歩です。
なお、本成果は社内発表会において優秀賞を受賞しており、技術的な有効性と取り組みの価値が評価されています。
当社では今後、本技術のさらなる活用と展開を進めるとともに、将来的なサービス化も見据えています。
高速道路事業で培ってきた技術とノウハウを活かし、より広く社会に貢献していくこと。
それが、私たちの目指す姿です。
これからも、安全・安心なインフラを未来へつなぐとともに、新たな価値の創出と事業の成長、そして企業価値の向上に取り組んでまいります。

【土木技術部 環境技術課】

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